ガス料金は安ければ安いほどいい?
ガスの設備ってどのくらいもつの?
維持費(点検や交換)はかかるの?
なんて心配事は尽きませんよね…でも…
ご安心ください!
LPガスの地域販売店は設備の定期的な点検と、古い供給設備などの再検査や交換などを常日頃行っているのです。
※ 給湯器やガスコンロなどの燃焼機器交換費用等は通常お客様がご負担いただくことになります。
例えばガスメーターなどの耐用年数も販売業者が管理しており、期限が切れたものは再検査や交換を致します。
※ 定期点検などの保安業務の一部を組合が代行している場合があります。
ガス料金には、お客様が安全にお使いいただくための大切な保安費用が含まているのです。
LPガスの販売には保安上義務付けられていることがたくさんあります。
例えばLPガスを供給するための設備の定期的な検査やあるいは一定の時期での検査や交換などのが必要となります。
これらのガスを安全にお使いいただくためのコストが主に基本料金となります。
尚、組合加盟店ではこういった保安上の責務を忠実かつ確実に履行するため、自治体と協力して指導、協力を徹底し、お客様に安心してガスをお使いいただける体制が取られています。
定期的な交換などを、ガス屋さんがやっているから安心ですね。
LPガスの保安には、概ね以下の費用がかかります。
容器代 | 容器価格、容器再検査料 |
---|---|
ガスメーター | 部品代を有効期限(10年)の月割りで計算 保険料を月割りで試算 |
高圧ホース・低圧ホース | 部品代を有効期限(10年)の月割りで計算 保険料を月割りで試算 |
圧力調整器 | 部品代を安全に使える年数の月割りで計算 保険料を月割りで試算 |
その他供給設備 ガス栓、配管、転倒防止など |
部品代を安全に使える年数の月割りで計算 |
消費設備 | 4年に1回の保安調査費用を月割りで計算 |
月1回法定検査容器代 | 所要経費分 |
伝票代 | 所要経費分 |
業者賠償責任保険 | 年間保険料の月割り |
LPガスの定期点検等保安義務 |
供給開始時点検調査 容器交換時等供給設備点検 定期供給設備点検 定期消費設備調査 周知 緊急対応 緊急時連絡 |
その他 | 検針費用、事務経費等の人件費 |
この他に、配送や配送手配にかかる人件費、車両維持費、燃料代、光熱費、集金コスト、一般事務経費、その他設備費などがかかります。
LPガスの料金には、使用量に関係なく一定に支払う基本料金と、使用量に応じて料金が加算される従量料金があります。
ガス料金=基本料金+従量料金 + 設備利用料金
となります。
「今お使いのガス屋さんは高いから適正価格の当社のガスに替えませんか?」
なんて謳い文句の営業を聞いたことがあると思います。
ところが・・
使っているうちに少しずつ値上がりして・・
「騙された!」なんて話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
本当はどっちなんだろう?と迷っている方もいらっしゃると思います。
実はこういった販売業者のガス料金が使っているうちに値上がりするのは、むしろ自然の成り行きと言っても差し支えないのです。
極端に安い価格を「適正価格」と称して販売している場合は、保安経費などがきちんと計算されてないことが多いからです。
こういった場合、遅かれ早かれ、いずれはガス料金を値上げせざるを得ない状況にあります。
(きちんと保安業務をおこなっていればの話ですが・・)
つまりこういった販売業者が勧誘時に提示する価格は「適正価格」ではなく、「営業価格」なのです。
しかしこれらの業者が、例えば携帯会社のキャンペーンように初めから「乗換割り」などとアナウンスするなどして、通常の価格とは別枠であり、いずれは値上がりするという事実を消費者に正しく伝えて営業することはほとんどありません。
自社が通常販売している価格ではない「営業価格」を「適正価格」と偽り、他の業者を不当に誹謗する行為を繰り返す販売業者が、お客様を心から大切にし、安全で安心な生活を任せられる業者かどうか甚だ疑問だと言わざるを得ません。