災害時のライフライン

地震に強いLPガス(蓄ガス)

インフラの復旧

東日本大震災での各インフラの全面復旧日

  • LPガス4月21日

  • 都市ガス5月3日

  • 電力6月18日

上記の通り災害時の全面復旧日は群を抜いてLPガスがすぐ復旧し導入しているご家庭はすぐに通常の生活に戻れました。

個別供給型のLPガスの強みがいかんなく発揮された結果とも言えます。

結論:LPガスは災害時に強い!

災害時のライフライン比較

まず、ここで注目されるのが、LPガスの圧倒的な強さです。

阪神淡路大震災、新潟中越地震、熊本地震などの災害時にLPガスは一部が要点検等で使えなくなりましたが、すぐに復旧しています。

* 東日本大震災は津波や原発による被害が大きく特殊な状況となりますので、単純な比較は難しくなりますが、上記の通りLPガスはいち早く復旧しております。

* 右のグラフはエルピーガス振興センター様(LPガスガイド2005年)より引用させていただきました。


LPガスが地震に強いメカニズム

阪神大震災や新潟中越地震、熊本の地震などのいずれの地震の時もLPガスによる火災は発生しませんでした。

東日本大震災の時にもLPガスは早く復旧しています。

では、LPガスが地震に強いメカニズムをご説明したいと思います。

  1. 1.震度5以上の地震があるとマイコンメーターが感知し、自動的にガスを遮断します。
  2. 2.LPガスは都市ガスのような長い埋設管を経由しておらず、各家庭ごとにボンベで供給されているため、、配管が短く点検が簡単です。
    そのため点検もすぐに終わり、点検終了するとすぐガスが使えるようになるのです。

* 万一、配管等からガスが漏れる恐れがある場合でも、ボンベのバルブを閉じてしまえばガスが漏れる心配はありません。


補足:災害時のライフライン対策

あなたはできてますか?防災のあれこれ

災害にあっても慌てず落ち着いた行動と日頃からの防災意識が大切です。

  • 災害時に盲点となって一番困るのがトイレだそうです。
    風呂の水を捨てずに置きましょう。ペットボトルの飲料水は定期的に交換する必要がありますので、ミネラルウォーターサーバーを普段から利用しておくのも手です。
    少量であれば風呂の残り湯や川の水を飲料水に変えるアイテムがあります。

  • 炊飯

    電気は使えなくなりますので、ガスコンロがいいでしょう。 LPガスのコンロなら、かなりの確率で災害時も大丈夫ですが、いざという時のためにカセットコンロを用意しておけば万全です。

  • 照明

    非常用の懐中電灯や停電時に点灯するセンサーライトなどを用意しておくといいでしょう。

  • 通信

    災害時に繋がらなくなるものと比較的そうでないものがありますので種類の違う通信手段を複数確保しておくのが理想ですが、維持費がかかるのが難点です。

    • 予備バッテリーを準備しておくことだけでも有効です。
    • 災害時に音声で安否確認メッセージを残せる災害用伝言ダイヤル(171)や、ネットで安否情報を共有できる災害用伝言板サービスも効力を発揮します。

いざ地震の時は…

  1. 1.まず自分の身を守りましょう。

    棚や棚の上に載せてあるものが落ちてきたりするので、揺れがおさまるのを待ちましょう。

  2. 2.揺れが収まってから器具の栓を占めてください。

    ガスを使用中に強い地震が起きたときは、ガスメーターが自動的にガスをしゃ断します。

  3. 3.地震発生後は?

    ガス臭い時など、ガス漏れの恐れがあるときは、ガスの使用をやめて、器具栓、ガスの元栓、ガスメーターバルブ(メーターガス栓)および容器バルブをすべて閉めて、LPガス販売店か緊急時連絡先に連絡してください。

    * 避難する時も、これらのガス栓を閉めるようにしてください。
    (すべての栓を閉める時間が無い場合は、容器のバルブを2本、時計回りに閉めてください。)

災害発生後はガス漏れや容器の点検を順次行いますので、ご協力をお願い申し上げます。